Kol Nidrei

先日北見から旭川へ向かう国道から見えた紅葉があまりにも美しくてこんなに美しい季節があっていいものか、と思ったくらいでした。美しい瞬間はすぐに移ろう。もうそろそろ初雪かと思います。12月あたまに演奏させていただく東京さぬき会館からお電話をいただき、チケットもう残り少ないよーーと嬉しいご報告。先日の記事にコメントくださった方、ありがとうございます。承認が遅れてごめんなさい。こうやって自分が発信したことにご意見くださりとてもうれしいです。

さて、やっとデュオコンサートと公開録音の練習・・と思いきや上京前日までポツポツとお仕事が入っているため集中して密度の濃い練習を続けています。好きな作品に捧げる時間はとても幸せです。デュオコンサートで演奏するブルッフのコル・ニドライはチェロと管弦楽のための名曲でとても人気があります。

コル・ニドライ(すべての私の誓い)とはユダヤ教の祭典ヨム・キプルで歌われる旋律の冒頭です。4世紀以降のローマ帝国でキリスト教が国教となりユダヤ教徒への迫害が始まり敬虔なユダヤ教徒までもが生きるためにキリスト教への改宗をしなければならなかったのです。そのことを悔いて「あの時私が誓ったことはすべて偽りであり、また元の信仰に戻ります」と神に誓う歌です。ブルッフはユダヤの旋律を用いた作品を多く作っていますが、ただこの旋律に感銘を受けコル・ニドライを作曲したと聞いています。ユダヤ音楽としての深い意味はなくとも祈りや誓いの思いを込めて作ったことは間違いではない気がします。

これはシナゴーグで歌われているコル・ニドライ。メロディーはかなり忠実な印象です。


ピアノのダイナミックが常にpかppなのにチェロはespress.とかf で起伏が激しいのもこれを聴くとなんとなくイメージできます。
今後も少しずつ演奏する曲についてお話していきたいと思います。曲を弾くというのは大仕事ですね。

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