メランコリックボロディン

最近、普段使わない頭を使うことが多くて夜は脳が睡眠を求める感じでぐっすり眠っています。音楽をやっている方であればよくお分かりだと思いますが、本番が近付いてくるとそこで弾く曲のことで頭がいっぱいになったりその曲について深く考えたりすることが多くなります。今度ボロディンの弦楽四重奏曲第2番の第3楽章『夜想曲』を演奏する予定でいるのですが、メロディーがメランコリックで日本ではとても人気のある曲です。私も大好きで演奏することにしたのですが、何だかよくわからんのです。というのも、旋律を担当する楽器以外の伴奏に必然性がないように感じてしまうからです・・。

ボロディンは自分で「私は日曜作曲家です」と言っていたように本業は医師で、好きな音楽を趣味にしていたらしく、専門的な教育は受けていないようです。モーツァルトやベートーベンの作品にはいつも発見と驚きがあって内容の充実度が全く違うのですが、ボロディンのあの哀愁そそるメロディーの心地よさは説明できません。色々な弦楽四重奏団の演奏を聴いてみて、民謡的心地よさが出るように弾けばいいのかな・・と思えてきました。聴くのと演奏するのとでは全く違いますね。

そういえば昨日、「杏子ちゃんは意味のないことはやりたくない人でしょう」と言われて、あ、そんな風に見えるんだ・・と思いました。確かに自分が当事者である場合、それをする意味がなければ先に進めないことが多いです。何にでも理屈っぽく意味を求めてしまいます。だから、上手くいかないこともあります。音楽にも必然性を求めてしまいます。そんなことはたぶん、どうでもいいことなんですけどね。


ちなみに、この楽章の終わり方がとても好きです。

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