クラシック好きは生まれつきか?

 
先日、母の友人で絵描きさんである小林真澄さんの個展に行きました。私は今まで真澄さんの個展に訪れたことがなくて初めてだったのですがとても個性の強い眼差しの女の子の絵(でも、とても子供の顔つきではないアンバランスな印象)で、普段の真澄さんからはあまり想像がつきませんでした。帰り際に頂いたカードは、これはまた全くイメージのちがう、可愛くて、秋のぽっかりして少し涼しい印象を抱くゴム版画の作品(その名も”ぽかり雲”)でした。最近はよく音楽だけではなくアートや舞台なんかも興味があったりして、機会があればでかけてゆきます。すこし、自分のアンテナにひっかかるもの(もうそれは、好みというよりも引力)の傾向が変わってきたかもなぁ、と思ったりしています。

そんなことで前まで興味のなかったものに突然惹かれるようになることって、あるみたいです。うちの母も、クラシック音楽に開眼した瞬間を覚えているのだそうです。私はもう物ごころついた時にはすでに音楽をやっていたので開眼した瞬間というものは経験していないのですが、最近小説を読む楽しみを覚えました(遅いですね)。

普段あまり音楽聴かなくてどこから入ったらいいかわからないとか、クラシック聴くと眠たくなっちゃうという方が私の周りにもいらっしゃいます。嫌いなものを無理につまんでみる必要はないですが、嫌いでないならば、触れ続けて欲しいな、と思うのです。何かに開眼するにはその準備期間があると私は思っている。何から入っていいかわからなくて、自分には何が合うのかと思えるならば、手当たり次第聴き続ける(読み続ける・観続ける)価値はあると思います。私はそうやっていつか、クラシック音楽好きです、と言ってくださる方が増えるといいなと思いながら音楽活動を続けています。

勉強して知っているからこそ楽しめることもあるのですが、音楽は実際その音に触れて感じるものがあって心に響けば難しいことがわかっていなくても十分に価値があります。とはいえ、私はどうであったかと言えば、やはり幼い頃からJ-popや洋楽よりもクラシック音楽が好きだった傾向にあると思い出しました。小さい頃はよく、映画の『サウンド・オブ・ミュージック』を見てはロジャースさんの音楽のトリコになっていたし、ヴァイオリニストの五嶋みどりさんのビデオを毎日毎日繰り返し観たり、チェリストのジャクリーヌ・デュ・プレのDVDをよく観ていました。

子供の時から好きだったものは職業になる可能性がありますが、大人になってから好きになったものは、純粋に楽しむことができて素敵だと思っています。

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