ベートーヴェンと出会う

やっと・・ブログを書くことができます。ベートーヴェンソナタ演奏の第一回目が封切られました。リハーサルが始まってからの2、3日は結構追いつめられてました。しかし。このコンサートの前半の『ベートーヴェン解体新書』を聴いて、ベートーヴェンという人は始めからあのベートーヴェンだったわけではないのだな、と思いました。ベートーヴェンという作曲家が年々見せる進化には圧倒されるものがあります。チェロソナタの5番は後期の後の方に書かれた曲なのですが、知れば知るほどその魔力に取り憑かれます。第1楽章は、「この曲はサバンナのように暑くてジリジリと焼けるようなイメージがある」第2楽章は「この世の極限の喜びと絶望、この世とあの世の際を歩いているような恍惚感」第3楽章は「チェロがピアノを誘い出しフーガに突入する時の気持ちはこれから戦争に向かう時のようだ。まるで砲弾を打ち合っているような感覚に陥る」というような解説を入れたらそれが良かったのか、お客様も集中して聴いてくださりました。それにしても、リハーサルは濃くて楽しかった。とにかくイメージの話が多い。イメージを共有するためのリハーサルでした。そんな話をしながら本番ではジャズさながらのセッションを出来る共演者に恵まれる幸せは、もしかしたら男に愛される幸せを上回るかもしれない(笑)。なんて思いながら。次回の奥井ギャラリーコンサートが楽しみになりました。新しいベートーヴェンに出会うことができました。

HOME
Blog Top
Twitter
Facebook
  • カテゴリー