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【コロナ禍におけるリサイタル開催への思い】

2020.07.25

音楽家たちの生の音を聴く機会がなくなってからどれほど経つでしょうか。

いまだ新型コロナウィルスは感染を広げています。公の場で表現することができなかったこの期間、私はすこしずつ、音楽家として死んでいっているような気がしていました。

今まで強い思いにかられて表現することを続けてきて、そしてお客さまに聴いていただいて、私はその思いをなんとか消化してきたのだと気づきました。

きっと音楽家はみんなそうだと思うのですが、こんな時代に突入してもやっぱり生の音を届けたい。

だから、音楽家たちは少しずつその場を取り戻していく努力をしています。

そろそろ私も聴いていただきたいです。

札幌で活動を始めてから10周年を迎える今年、リサイタルを開催致します。

リサイタルプログラムを見据えて、共演ピアニストと2年前からメンデルスゾーンとブラームスの室内楽コンサートを開催してきました。このリサイタルプログラムで私の計画が完結することになります。

すでに動き始めていた計画、ここにきて新型コロナウィルスという脅威です。

開催するかどうか本当に迷いましたが、背中を押してくれた人が何人もいて開催を決意しました。

個人的な思いは色々とありますが、まずは安全に開催できるかということを一番に考えて準備を進めていきたいと思います。

今回は客席数を減らさなくてはなりませんので、当日の様子を収録して後日一部有料で公開することにいたします。

会場に来られない方、遠方の方もこの機会に応援していただけると嬉しいです。
無事の開催を願って準備を続けていきます。どうぞよろしくお願いいたします。

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